キャロライン・ケネディ日本大使の就任が話題である。ケネディ家はアメリカ本国でも相当人気があるらしく、皇族や華族のような存在とも言われている。父JFKは志半ばで暗殺されカリスマとなっている。季節がら、無念の死繋がりでいえば坂本龍馬も維新前に暗殺されている。有名無名を問わず、期せずして死を迎えてしまった人生を取り戻せたら、人はどのように過ごすのだろう。JFKは冷戦や不倫で失脚していたかもしれないし、龍馬も商人として活躍したのち財閥解体で無名のままだったかもしれない。思い通りにならないのが人生。第2の人生が与えられたとしても良い結果が待っているとは限らない。亡き父母の思いを子が引き継ぐ場合もある。サーリネンのように父の意志を持ちながらも早くに亡くなってしまい、多くの弟子たちがさらに引き継いでいくケースもある。時間のかかる大きな仕事を別の誰かが引き継ぐことはできるかもしれない。ただしどんな短い人生でもその人でしか成し遂げられないこともある。
第2の人生
TSUKASA WATANABE
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