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TSUKASA WATANABE
2016年5月5日読了時間: 1分
日常の設計の日常 島田陽 LIXIL出版
本に対する異常なほどの情熱を感じる。この現代建築家コンセプト・シリーズの持ち味はそこにある、と思っている。若手建築家にとって纏って何かを発表できる数少ない場となっている。当然、作品は少なく巨匠や大作に比べると話題性は低いが1作1作に掛ける意欲は計り知れない。計画案が設計業務...
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TSUKASA WATANABE
2016年1月19日読了時間: 1分
様式の上にあれ 村野藤吾著作選 鹿島出版会
初期の著作はとても読みづらかった。批判の矛先が理解できない状態でガミガミ怒られている感じ。同時代に生きて雑誌でふと見かけたら共感できるのだろうか。村野藤吾は震災大戦といった激動期の中でぶれずに思想を貫いた孤高の存在との先入観があった。本書は大正8年から昭和53年の著作が厳選...
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TSUKASA WATANABE
2015年11月7日読了時間: 1分
建築から都市を、都市から建築を考える 槇文彦 聞き手 松隈洋 岩波書店
先日2つの新しい門出に立ち会う機会を得た。ひとつは後輩の結婚式。旧軽井沢のオープンな教会で式が行われ、披露宴も余計な祝辞や余興が無くアットホームな雰囲気で溌剌とした若い2人にふさわしい式であった。結婚と共に独立開業という人生の転機を力強い挨拶で締めくくりこちらも身が引き締ま...
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TSUKASA WATANABE
2015年10月17日読了時間: 1分
日本建築思想史 磯崎新 聞き手 横手義洋 太田出版
21世紀も10年以上経過して近現代の建築史を俯瞰できる状況になったのであろうが、80過ぎの年寄がスラスラと固有名詞や時系列を間違うことなく会話できているのに違和感を感じるほどである。3年の歳月をかけてインタビューを重ねて編纂した結果であろうが論理的で挑発的な発言の端々はまさ...
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TSUKASA WATANABE
2015年9月19日読了時間: 2分
建築の際 東京大学情報学環連続シンポジウムの記憶 平凡社
情報学環で学ぶ院生を中心に企画され2008年から2014年まで実施されてきたシンポジウムをコンパクトにまとめられた記録書。建築の周辺を単に論じる体ではなく建築起源や発展に関わる諸問題を議論するのが目的であろうが、各パネリストが自らの作品を延々紹介して本題に入る前に質疑を挟ん...
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TSUKASA WATANABE
2015年1月20日読了時間: 2分
美術手帖vol.67 NO.1017 建てない建築家とつなぎ直す未来 美術出版社
この手の活動に興味がある。ただし地域再生や活性化といったキーワードには惹かれるのだが、まちづくり、ワークショップ、コミュニティ、ふれあいといった人情系に偏った方向に行くと共感できない。そもそも人付き合いが下手な性格ゆえかもしれないが、何故だろう。隣に住む方や愛犬の散歩でよく...
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TSUKASA WATANABE
2014年12月9日読了時間: 1分
丹下健三を語る 初期から1970年代までの軌跡 槇文彦・神谷宏治編著 鹿島出版会
建築家の自伝や評伝よりも弟子たちが語る作家論は面白い。文豪の娘や孫が書き記した人物論のように虚飾や見栄がなく愛情の籠った語りなので親しみやすいのだろう。表題のごとく70年代までは作品自体の評価も高いので、その製作現場はスリリングで読みごたえがある。ただし勝手な印象論からいえ...
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TSUKASA WATANABE
2014年4月21日読了時間: 1分
「孤風院」白書 住居に変身した明治の講堂 木島安史 住まいの図書館出版局
木島作品や人柄について生前交流のあった建主さんから飲みの席で熱く語られ、すっかり魅せられてしまった。その明け方にアマゾンで注文した3冊のうち1冊がこの孤風院白書である。木島さん本人や孤風院に対する魅力は尽きないが、なにより本の構成が良い。モノクロの写真が数枚続いたのち、4頁...
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TSUKASA WATANABE
2014年4月6日読了時間: 1分
書庫を建てる 1万冊の本を収める狭小住宅プロジェクト 松原隆一郎/堀部安嗣 新潮社
書庫建設に関する松原さんの連載記事に竣工後書き下ろされた堀部さんの文章が加わって一冊にまとめられている。そのため往復書簡といったスリリングな駆け引きは味わえないが、小さなプロジェクトの「起こり」を知ることができる。特に松原さんの赤裸々な出生の記述には恐れ入る。それらのバック...
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2013年11月21日読了時間: 1分
形態デザイン講義 内藤廣 王国社
待ちに待った東大講義録3部作の完結編である。南陽堂に予約してサイン本を手に入れた。サインが大胆なローマ字斜体だったのには驚いた。内藤さんの過去の著作物はほぼ読んでいるが、平易な表現で本質を説き時代に警鐘を鳴らす姿勢は、建築同様一貫していて雑味がない。この東大講義録についても...
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2013年11月20日読了時間: 2分
建設ドキュメント1988―イサム・ノグチとモエレ沼公園 川村純一 斉藤浩二 学芸出版社
モエレ沼公園には2006年に訪れたことがある。その雄大なランドフォームに感銘を受けた。反面、ベンチや屋外トイレ、手摺、水飲み場などといった通常あるものが無かったり、巧妙に隠されていたという事実はあまりにも「自然な」故に、本書を読むまでは気づかなかった。ノグチのマスタープラン...
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2013年9月9日読了時間: 2分
住宅論 篠原一男 鹿島出版会
事務所務め時代、2度住宅設計に関わった。ひとつは入所したばかり、OZONEコンペからの住宅改修であった。未熟すぎて納まりが全く分かっていない状態だったが、若い夫婦はものともせずセルフビルドでカバーしてくれた。ローコストでありながら溌剌とした印象が残った。もうひとつはホンのこ...
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2013年9月6日読了時間: 1分
PROCESS Architecture NO.4 ローレンス・ハルプリン プロセスアーキテクチュア
この本との出会いはローレンス・ハルプリンとの出会いでもあった。卒業設計製作中に板屋リョクさんに紹介してもらったと記憶している。すでに絶版で手に入りにくく大学図書館で全コピーした。 当時大学図書館で全コピーするのにはまっていてADA版のコルビュジエ全集もせっせと複写した。お手...
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2013年9月5日読了時間: 2分
東京の橋 水辺の都市景観 伊東孝 鹿島出版会
墨田区菊川に住んでいた頃、愛犬ルイの散歩コースは2つあった。ひとつは猿江恩賜公園から横十間川を南下しリバーサイドから木場公園に入って、ドッグランで遊んでから大横川で帰ってくるコース。もうひとつは大横川、小名木川から清澄公園に向かい仙台掘川経由で木場公園に入って遊んで帰ってく...
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TSUKASA WATANABE
2013年9月3日読了時間: 2分
建築巡礼35 ルイス・カーン建築への意志 松隈洋 丸善
書棚を数えるとルイス・カーンに関する本だけで40冊もあった。ほとんどマニアなので関連本が出ると大抵買ってしまう。その中でも頻繁に手に取るのが、この丸善の巡礼本である。A5版で、しかも薄いのでちょっと持ち出すのにとても便利で内容も驚くほど充実している。実現した14のプロジェク...
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